アニメーターを目指す人からのよくある質問・気になる情報を詳しく解説します。

アニメーターを目指す人からのよくある質問

Q.好きなキャラクターの仕事をする機会は多いですか?

A.アニメーターとして働き始めて、すぐに好きなキャラクターの仕事に関われるとは限りません。そのキャラクターに関する仕事の募集が無ければ仕事は出来ないでしょう。しかし動画や原画で実績を積んで腕が良いと認められているなら、制作担当者などに声をかけてくれるように頼んでおくと良いでしょう。そのキャラクターの仕事をする機会が無さそうなら、自分が制作者になって企画をするという手もあります。アニメーターからアニメーション制作へ移る人も一定数存在しているので、不可能な話ではありません。

Q.アニメーターの収入は良くないと聞きましたが、掛け持ちで仕事は出来ますか?

A.アニメーターとして動画や原画を描くには時間がかかります。一日中描いても大量にはなりません。1枚描いていくらの世界なので生活費としては心許ないので、一部のアニメーターには副業を行っている人はいます。しかしほとんどのアニメーターが仕事に追われていて、副業さえする余裕がありません。アニメーターになる前に稼いで貯金しておく方が賢明です。

Q.アニメーターとして働きたいですが待遇が良いところはありますか?

A.正直言って待遇には期待しない方が良いでしょう。企業に就職できたら規定に従って通勤手当が支給され健康保険、年金などかけて貰えますが稀です。アニメーターになるなら、ある程度貯金をして、それを食いつぶして生活する覚悟が必要です。当然健康保険や年金などは自分でかけなければなりません。

Q.絵を描くのが大好きでアニメーションが大好きです。絵の勉強は必要ですか?

A.アニメーターに一番必要なことは、アニメーションを愛する気持ちです。アニメーターは激務なので途中で挫けてしまう人もいます。続けられるのは、どうしても好きなキャラクターを自分の手で描いて動いているところを見たいという熱意です。それとは別で絵が上手い方が有利なので、普段からデッサンをして絵の力を磨いておきましょう。専門学校ではアニメーションに特化した課程が学べるので、短期間通うだけでも刺激になります。アニメーターとして働いているうちに、制作側に興味を持って転向する人も多いです。まずは原画を描くことが出来るようになるまで頑張って、それから進む道を決めても良いでしょう。作画監督などはアニメーション全体の微調整を行う実力が必要ですが、その作品に命を吹き込む仕事なのでやりがいがあります。

Q.漫画は人物のデッサン力があると描き続けるのが楽だと言われています。デフォルメして3頭身のキャラクターを描いているアニメーターでも、デッサンの基礎を学んでいることが多いです。人物だけではなく建物や景色も表現するのでデッサン=見る力を鍛えるのも良いでしょう。ただし色々な表現方法があり、全くデッサン力が無いアニメーターも多数存在しています。画力を上げたいとか、漫画を書くためのノウハウを学びに行くと作品の幅が広がるのでおすすめです。