アニメーターになるまでのステップは?気になる情報を詳しく解説します。

アニメーターになるまでのステップ

アニメーターに必要なスキル

「デッサン力」

まずアニメーターには画力が必要です。
アニメーションはリアリティある人物こそ出てきませんが、背景やあらゆるものを描いて表現しなければなりません。
人物だけではなく動物や家、車、木々や雲の流れ、大きなビルや牧場など、あらゆるシーンを絵で表現しなければならないのです。
そのためアニメーションでも基礎的なデッサン力が必要です。
それに加えてコマ送りで絵を描いていくので、普通の動きをコマ送りで表現する観察眼とデッサン力が必要になります。
かなり高いレベルを求められて、ある程度絵の勉強をしてきた人が有利です。
毎日色々な物をスケッチしてデッサン力を磨きましょう。
色々な角度から見て、動かすならどのように描くか想像しながら描いていると、作画の練習になります。
アニメーターの中には普通の画塾へ通っていた人も多く、絵が好きで描き続けてきた人には向いているでしょう。

「クリーンアップ」

鉛筆で美しい線を描くことをクリーンアップと言います。
デッサンのようにラフな感じで描かれている絵を、不要な線を消して清書する作業です。。
アニメーターとして働くようになって、初めに指示される仕事がクリーンアップのことが多いです。。
新人向けの仕事かと思いきや、重要な仕事で線を描くだけではなく、原画の雰囲気を壊さないように描いていく必要があります。。
線が途切れないように均一に描くには練習が必要です。

「レイアウト、パース」

作画した絵を配置して縮尺を決めたりする作業のことです。
アニメーションは絵も大事ですが、配置などで全く雰囲気が変わるので、センスが無いと務まらない分野です。
画面の構成が上手く行ってこそ絵が生きてくるのです。

アニメーションの課程がある学校に進学する

アニメーターになるために技術は特殊なものが多く、絵が上手いことが強みになりますが、他の専門的知識も必要です。
アニメーション系の専門学校では、アニメーターになりたい人だけではなく、アニメーション制作に関わる演出や制作、キャラクターデザイナーなどの課程があります。
アニメーターとして働くうちに他のアニメーション分野の方が、自分に合っていると気付いて勉強をする人も多いです。
美術大学、芸術大学、専門学校にはアニメーション系の過程を学べる学部が多くあります。
大学などはアニメーションに絡めた歴史やデザイン理論なども学べて、幅広い知識を得られます。
専門学校の方が就職率は高く、アニメーションの課程として専門性が高いと言えるでしょう。